ロープ作業では、メインロープとは別に予備ロープ(命綱)を設置します。その命綱側に使用されるのが「滑落防止器具」です。
通常時は作動せず、万一の落下時に即座に停止する構造になっています。
滑落防止器具の役割
- メイン系統の破断時に作動
- 急激な加速を感知してロック
- 落下距離を最小限に抑える
これは「保険」ではなく、安全構造の一部です。
主な種類
① 自動追従型
作業中はロープに沿ってスムーズに移動し、急加速時に自動ロックします。
② 手動解除型
停止後に手動で解除するタイプ。構造が比較的シンプルです。
③ 一体型ハーネス接続タイプ
ハーネスとの接続構造が一体設計になっている製品もあります。
選ぶ際の基準
- 使用ロープ径との適合
- 規格表示の有無
- 解除操作の確実性
- 実績のあるメーカー
価格ではなく安全基準を優先します。
2本ロープ構造との関係
2本ロープ原則では、メインロープに下降器、予備ロープに滑落防止器具を設置します。
構造の詳細は 2本ロープ原則の記事 を参照してください。
関連装備
まとめ
滑落防止器具は、ロープ作業における命綱側の安全装置です。2本ロープ構造を正しく理解し、用途に適合した器具を選ぶことが重要です。
コメントを残す