下降器はメインロープ側に取り付ける制動装置です。体重を預けながら安全に下降・停止するための重要な器具になります。
正しいセットと操作を理解していないと、急加速や制動不能のリスクが生じます。
下降器の基本構造
下降器はロープに摩擦を与えることで制動力を発生させます。
- ロープを通す構造
- 制動を調整する機構
- カラビナでの接続
正しい向きでセットすることが最初の安全確認です。
正しい使用手順
① ロープ径の確認
使用するロープ径が下降器の対応範囲内であることを確認します。
② 正しい向きでセット
ロープの流れと下降方向が一致しているか確認します。
③ カラビナで確実に接続
ロック式カラビナで接続し、完全ロックを確認します。
④ 制動確認
荷重をかける前に軽くテンションをかけて制動が正常に働くか確認します。
よくある誤使用
- ロープ径不適合
- 逆向きセット
- カラビナ未ロック
- 急激なハンドル操作
誤使用はメイン系統の事故に直結します。
2本ロープ構造との関係
メインロープには下降器、予備ロープには滑落防止器具を設置します。
構造の全体像は 2本ロープ原則の記事 を参照してください。
関連装備
まとめ
下降器はメイン系統の制動装置です。ロープ径確認・正しい向き・ロック確認の基本を守ることが、安全なロープ作業の前提になります。
コメントを残す