カラビナの種類と用途の違い|ロープ作業で使い分ける基準とは

カラビナには複数の種類があり、用途によって選び方が異なります。

見た目は似ていても、形状・ロック方式・強度の違いにより、安全性は大きく変わります。ここではロープ作業の実務目線で、使い分けの基準を整理します。

カラビナの基本分類

① 形状の違い

  • D型:強度バランスが良く、主流。
  • オーバル型:左右対称で滑車や器具接続に向く。
  • HMS型(洋ナシ型):確保・結び目対応に適する。

ロープ作業ではD型とHMS型の使用が多くなります。

② ロック方式の違い

  • スクリューロック式:手動で締める。構造がシンプル。
  • オートロック式:自動でロックされる構造。
  • ノンロック式:ロック機構なし(用途限定)。

命綱や荷重がかかる箇所では、ロック機構付きが基本です。

③ 強度表示の見方

カラビナには縦方向・横方向・ゲート開放時の強度が表示されています。

重要なのは「縦方向荷重」で使用すること。横荷重(クロスロード)は強度が大幅に低下します。

用途別の使い分け

  • 下降器接続:D型ロック式
  • アンカー接続:高強度D型
  • 滑落防止器具接続:ロック式必須
  • 補助用途:用途に応じて選択

用途を理解せずに選ぶと、安全性が損なわれる可能性があります。

よくある誤解

  • 「全部同じに見えるから大丈夫」
  • 「安いものでも問題ない」
  • 「ロックは後で確認すればよい」

事故は構造の誤解から起こります。

安全な選び方の基準

  • 規格が明確であること
  • 用途がはっきりしていること
  • 縦荷重で使用できる構造
  • ロック状態を確認しやすいこと

価格よりも安全基準を優先します。

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まとめ

カラビナは形状・ロック方式・強度表示によって用途が分かれます。見た目ではなく構造を理解して選ぶことが、安全なロープ作業の基礎です。


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