ロープ作業は「技術」だけで成り立つものではありません。安全を支えているのは、正しく選び、正しく使用された装備です。
私はロープ作業歴20年、重大事故ゼロを継続しています。その土台にあるのは、装備に対する明確な考え方です。
ロープ装備は「2本構造」が原則
ロープ作業は原則として、2本のロープで構成されます。
- メインロープ(下降器を使用)
- 予備ロープ(滑落防止器具を使用)
どちらか1本だけに依存する構造は、安全とは言えません。冗長性(バックアップ)が基本思想です。
主要ロープ装備一覧
カラビナ
ロープと器具を接続する金具。荷重方向とロック確認が最重要です。
ハーネス
身体を支える基盤。サイズ適合と装着確認が事故防止の基本です。
下降器
降下を制御する装置。ロープ径との適合が重要になります。
ロープ
命を預ける素材。径・強度・耐久性を用途に応じて選択します。
滑落防止器具
予備系統として作動する命綱装置。作動条件とセット方法の理解が不可欠です。
装備選びの4原則
- 規格が明確であること(強度表示)
- 用途に適合していること
- 点検しやすい構造であること
- 価格より安全性を優先すること
「安いから」「有名だから」ではなく、安全構造を理解できるかどうかで選びます。
装備と安全は切り離せない
装備の性能が高くても、確認を怠れば事故は起きます。
逆に、基本を守り、確認を習慣化すれば事故は防げます。
各装備の詳細解説
まとめ
ロープ装備は単体で機能するものではありません。全体構造を理解し、正しく選び、毎回確認することが無事故継続の土台です。
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